エンジニアリングマネージャーをしてもうすぐ1年になりそうな
id:d-haru です。まだ1年経ってないらしい。
今期の目標設定が一段落した。
目標設定ってやつは会社に属する多くの社会人に定期的にやってくるタスクの1つで、この時期は憂鬱だという人は、メンバーにもマネージャーにも少なくない。自分も例外ではない。
特に今期は手こずって、会社の目標シートの型にうまく落とし込めずに期日も超えてしまったりするぐらいには悩んでいた...
何に詰まっていたかというと、目標の文言そのものに期待することを全部込めようとしていたことだった。練れば練るほど抽象的になって解釈がズレるし、逆に具体的に書くとただのタスクの割り当てになる。どっちに転んでもしっくりこないな〜と思っていた。
手段が目的化してた
完全にしてるじゃん...
タスクとか言っているし、期日もあってそこまでに形にしないといけないと思ってたし、この時点でもう手段が目的化して振り回されてる状態じゃん、となっていたわけです。
そもそも目標設定は期待マネジメントのツールだよね、と社内の人と話していてたしかにな〜と思い知りました。ありがたい話です。
期待から考えると話が早い
期待マネジメントとは、相手が自分や仕事に対して抱いている「期待(やること、成果、役割)」を事前にすり合わせ、認識のズレを防ぐ行動のことです by Gemini AI mode
まぁその通りだなとは思っています。
実際に各メンバーの目標設定を決めていくときというのは目標駆動でやることはあんまりなくて、まずは自分がそのメンバーに期待することを必ず先に考えていて、そこを伝えたうえで本人と色々喋ってすり合わせていくという型でやっていました。
ここの精度というか感覚はメンバーとのコミュニケーションやチーム歴のおかげもあってこの数ヶ月〜数年でだいぶ養われてきている実感はあります。逆に言うとそこの期待値コントロールに自信がある状態ならそれである意味よくて、目標設定はこの期待値すり合わせを行うためのツールでしかない、という捉え方は自分の中ではかなり腑に落ちる表現でした。
これが社会人の評価や査定にも使われるので、難易度や達成ラインを計測しやすくするという話は勿論あるので、そこは調整する必要があります。ただ自分の場合は目標から考えてしまうと本来その人に期待していることとかをうまく表現しきれなかったりするので、期待に応える、あるいは超えるための目標ってなんだろうねという話をするほうが進めやすいし本質的な対話になりやすいな、という感覚はもてました。
今期はなんで難しかったんだろうか
ここ最近はエンジニアという職種への期待の変化も影響しているだろうという感覚もある。
数年前はA機能・B機能を開発するみたいな道筋があることも多かったが、AIの普及によって抽象度の高い課題解決を期待されるようになっているのだろう。マネージャーやっている自分自身は勿論、そうでないメンバーにも明らかにそういう変化が起きている。
期待していることの抽象度が上がれば、それを目標シートの文言に落とし込むのが難しくなるのは当然で、今期やたらと手こずったのはたぶんこのあたりが効いている。
目標設定自体は粗くてよいの?
まだわからない。。。
人にもよるが粗いというか、抽象度が高い方が多方面で活躍できてうまくワークするみたいなケースは実際にあるので一概に悪いとは思わない。ただ達成ラインとかはあまりに適当だとどうせ自分が困るのでそこは注意が必要だし、日々のコミュニケーションでの期待値調整もある程度は必要だろう。
期日も当然守ったほうが良いです。
おわりに
結局のところ大事なのは、目標設定という制度をどう攻略するかではなく、自分が渡している期待をちゃんと言語化できているか、そしてそれが独りよがりになっていないかなのだろう。自分がその人に期待していることと、会社がその人に求めていることが大きくズレていたら、目標の文言をどれだけ磨いたところで意味がない。
もちろんこれは今の自分のスナップショットなので、来年には違うことを言っているかもしれない。それでも今期はこの方針でいってみる。